abroad
- (副)海外へ、海外で
- (名)海外、外国
- (副)広まって、流布して
発音のコツ
▶ 表示する▼ 閉じる
abroad は後半の「broad」にアクセントを置きます。最初の「a」は口をリラックスさせて曖昧な「ア」と発音します。続く「br」では舌を丸めて「r」の音を作り、「oa」は「オー」と長く伸ばします。最後の「d」は舌先を上の歯茎の裏に当てて、軽く息を吐き出すように音を切ります。「アブロード」と平坦なカタカナ読みにならないよう注意しましょう。
コアイメージ
自分の国境を越えて、広く別の国々へ向かうことがコアイメージです。自国を離れて、外国へ旅行したり留学したり、あるいは滞在したりする時に使います。
abroadの意味・例文
副詞
海外へ、海外で
in or to a foreign country or countries
I am planning to study abroad next year.
来年、海外留学する予定です。
study abroad は「留学する」という定番のフレーズです。
Our company is expanding its business abroad.
我が社は海外へ事業を拡大しています。
expand abroad で「海外進出する」という意味になります。
Many students choose to live abroad for research.
多くの学生が研究のために海外に住むことを選びます。
live abroad は長期間外国に居住する際に使います。
The president traveled abroad to attend the summit.
大統領はサミットに出席するため海外へ渡航しました。
travel abroad は公的な訪問や旅行で頻出します。
広まって、流布して
circulating or spreading widely among people
There is a rumor abroad that the CEO will resign.
CEOが辞任するという噂が広まっています。
噂やニュースが広く知れ渡っている状態を表します。
News is abroad about the upcoming economic changes.
今後の経済の変化に関するニュースが広まっています。
be abroad の形で「広まっている」と表現できます。
New ideas were abroad during the Renaissance.
ルネサンス期には新しい思想が広く流布していました。
古い時代や歴史的な文脈で使われることが多い用法です。
名詞
海外、外国
foreign countries considered collectively
She just returned from abroad yesterday.
彼女は昨日海外から帰国したばかりです。
from の後に置いて「海外から」という出所を表します。
We import these raw materials from abroad.
私たちはこれらの原材料を海外から輸入しています。
from abroad は輸入や仕入れの文脈でよく使われます。
Visitors from abroad have increased significantly this year.
今年は海外からの訪問者が大幅に増加しました。
visitors from abroad で「外国人観光客」を指すことができます。
語源
abroad は接頭辞 a-(〜の方向へ)と broad(広い)から成り立っています。もともとは「家の外へ広く」という意味で使われていましたが、そこから「国境を越えて広い世界へ」と意味が発展し、現在の「海外へ」という意味になりました。同じ broad(広い)の語根を持つ関連語には、動詞の broaden(広げる)があります。
派生語・ファミリー
abroadの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
abroad は自国以外の外国全般へ向かうことを、overseas は海を越えた外国へ行くことを、internationally は複数の国にまたがって国際的に活動することを表します。
よくある間違い
× I want to go to abroad. ○ I want to go abroad. → abroad は「海外へ」という方向を含む副詞なので、直前に to を置くのは誤りです。
× I have never been to abroad. ○ I have never been abroad. → been to の to は前置詞です。副詞の abroad を続けることはできず、直接繋げます。
コラム
豆知識
abroad は接頭辞の a-(〜の方向へ)と broad(広い)が組み合わさってできた単語です。中世のイギリスでは、家の外に出ることや、広く外を歩き回ることを abroad と表現していました。そこから徐々にスケールが大きくなり、現在のように国境を越えて「海外へ」という意味で定着しました。
リアルな使われ方
ネイティブの若者の間で study abroad(留学)は非常に一般的な目標です。大学のプログラム名としても「Study Abroad Program」という名称が定着しており、単なる語学学習だけでなく、異文化交流やインターンシップを含む幅広い海外体験を指す言葉として日常的に使われています。
映画・音楽での使われ方
ナショナルジオグラフィックのドキュメンタリー番組『Banged Up Abroad(邦題:サバイバル・ガイド)』は、海外でトラブルに巻き込まれた人々の実体験を描いています。ここでの abroad は、見知らぬ土地での危険や予測不能な事態を強調する効果的なキーワードとして使われています。
イディオム・定型句
国内および海外で、世界中で
“The brand is famous at home and abroad.”
海外から、外国から
“They welcomed many guests from abroad.”
まったく見当違いで、混乱して
“I was all abroad during the math test.”
abroadを使った会話例
月曜日の朝、オフィスで同僚と
Did you hear that Sarah is moving abroad next month?
Yes, I heard she is going to work at our branch in London.
That is a great opportunity. Has she ever lived abroad before?
I don't think so. But she loves to travel internationally.
I am sure she will do well. We will miss her here, though.
Definitely. We should plan a farewell party before she goes abroad.
文化的背景
島国である日本やイギリスでは、他国へ行くことは必然的に海を渡るため、abroad と overseas はほぼ同じ感覚で使われます。一方、アメリカやヨーロッパなど陸続きの国境を持つ地域では、隣国へ行く際に overseas は使わず abroad を使うのが一般的です。
よくある質問
Q. abroad とは?
自国を離れて外国へ行くこと、または外国にいることを表す副詞です。『I want to study abroad.(海外留学したい)』のように、旅行や留学の話題で日常的に使われます。
Q. abroad の前に to は必要ですか?
必要ありません。abroad 自体に「海外へ」という方向の意味が含まれているため、『go abroad』のように直接動詞に繋げます。『go to abroad』とするのはよくある間違いなので注意しましょう。
Q. abroad と overseas の違いは?
どちらも「海外へ」という意味ですが、overseas は文字通り「海を越えて」というニュアンスを含みます。アメリカから陸続きのカナダへ行く場合は、overseas ではなく abroad を使うのが自然です。
Q. from abroad のように前置詞と一緒に使えますか?
はい、例外的に from と一緒によく使われます。この場合の abroad は名詞のように働き、「海外から」という出所を表します。『She returned from abroad.(彼女は海外から帰国した)』は頻出表現です。
Q. abroad を別の言葉で言い換えると?
具体的な状態を明確にしたい場合は、in a foreign country や to another country に言い換えられます。『live in a foreign country』とすると、外国に住んでいる状況をより具体的に説明できます。
CHECK QUIZ
Q: 「来年、海外へ行く予定です」の正しい英語は?
Q: アメリカ人が車で隣国カナダへ行く際、不自然な表現は?
Q: 「海外からの留学生」を表す自然な英語は?